配管加熱ヒーター
(Heating Jackets for Piping)
ヒーティングジャケットは、液晶パネル、半導体、太陽電池などの生産工程において、配管内部の凝縮・固化を防止するために使用されます。 特に、特殊ガスライン(例:NH₃, WF₆, CL₃, TiCl₄ 等)や、ポンプライン(Hot N₂ ライン)に広く応用されており、 生産安定性や歩留まり向上に貢献します。
当社では、材質の異なる2タイプのヒーティングジャケットをご用意しています:
シリコーンジャケットヒーター と PTFEジャケットヒーター。 それぞれの特性に応じてお選びいただけます。

製品タイプ別紹介
異なる素材による加熱ジャケットの構造比較
(Material Structure of Heating Jackets)
シリコーン

- 表面材:ガラスファイバー + シリコーン
- 発熱体:ニクロム線 or 面状ヒーター
- 断熱材:酸化鉄入りシリコンフォーム
- 設計温度:〜220℃
PTFE

- 表面材:PTFEコーティングガラスクロス
- 発熱体:シリコン or ニクロム加熱線
- 断熱材:ガラスファイバフェルト
- 設計温度:最大300℃
主な特長
加熱性能
- シリコーンは密着性が高く、加熱効率が抜群
- 均一加熱により歩留まり向上
構造・断熱性
- PTFEは適切な厚さの断熱材を使用
- シリコーンは軽量・薄型で柔軟性に優れる
設置性・安全性
- PTFEはマジックテープで簡単設置
- シリコーンは美観に優れた成形設計が可能
- 難燃性を有する構造設計により、安全性と信頼性を両立。
- CE / SEMI S2 認証取得
詳細スペック比較
耐熱温度 | 〜220℃ | 〜300℃(発熱体500℃) |
加熱効果 | 高 | 中 |
保温性能 | 中 | 高 |
設置性 | 柔軟で成形性に優れる | マジックテープで簡単装着 |
防水・吸水性 | 防水性に優れる | 撥水加工あり |
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